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Voltaより現地レポート partⅡ

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ブース内でひときわお客様の目をひいたのは、日本からかけつけた、げみと田中怜のライブペイント。広い会場内でライブペイントを行っていたのは、カイカイキキだけでした。現地に到着してすぐに作家自身でキャンパスの準備を開始。毎日会場に一番乗りで入り、一番遅くまでひたすら描き続けます。来場客にはライブペインティングが珍しいようで、皆立ち止まって観賞されます。

げみ:緑の袖, 2011

げみの作品に多く登場する「水」と「女の子」。今回の作品も、川の中にたたずむ女の子がモチーフに描かれています。実は、大学時代の恋人とのつらい過去を描いている作品。大きな隠し事をされていたげみ。彼女の左手は背中に回り何か意味ありげな表情を浮かべています。

田中怜:コネクト, 2011

田中怜は、Hidari Zingaroで開催した「日本画ZERO」展でもライブドローイングを披露。前回のクオリティーをさらにあげる為にも、一気に筆を入れていきます。下図 では、左下部分にも龍が描かれていましたが、描いていくうちに構図がおかしいと急遽修正。田中伶にとっては珍しくセクシャルなタッチです。震災を受けてから、思い描いた「次に繋げる」イメージが妊婦のようにも見えるモチーフが描かれています。

無事完成。最後は関係者スタッフと皆で記念撮影。

こちらはNewdayの展示、台湾、メキシコ、中野と続きvoltaでも展示。twitter上で投稿された作品画像を壁一面に貼付けております。
New day GEISAI 震災復興を応援しよう – Kaikai Kiki × pixiv


モニターには過去の展示をスライドショーで流しました。一枚一枚違う作家、違う作品があるため、長時間眺めて下さるお客様が多く見られました。