六本木アートナイトグループ展

 
2022年9月9日(金)〜9月24日(土)
開廊時間:11:00〜19:00
Closed: 9月11日、12日、23日

レセプション:
9月17日(土)18:00〜

©2022 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
©MADSAKI/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

 

2022年9月9日より、カイカイキキギャラリーでは「六本木アートナイト2022」の開催を祝して、所属アーティストとゲストアーティストを招いたグループ展を開催いたします。

これまで3度もの開催延期に直面してきた「六本木アートナイト2022」。コロナ禍が発生した直後の最初の延期、そして東京都への緊急事態宣言発令による2度の延期を経て、今回はおよそ3年ぶりのリアル開催となります。
「六本木アートナイト2022」では、村上隆キュレーションのもと、『ドラえもん』と、13名のアーチスト達とのコラボレーションバルーンの展示が行われるとのこと。各アーチストたちの世界観が色濃く反映されたドラえもんバルーンの登場は、今回のイベントのメインプログラムです。

カイカイキキギャラリーでは、各バルーンのもとになった、マケットを展示。アーチストが自身でペイントしたり、絵柄をデザインしたオリジナルマケット群は、細部まで描きこまれ、小さくともバルーンとは異なる迫力があります。
さらに、各アーチストの作品もバルーンマケットに並列して展示。「六本木アートナイト2022」に参加しているアーチストたちの世界観を存分にお楽しみいただける展示となっております。

本展の参加アーティストは以下の通りです。
Mr./タカノ綾/青島千穂/MADSAKI/ TENGAone/ob/くらやえみ/大谷工作室/村田森
Kasing Lung/T9G/ナカザワショーコ/細川雄太(READYMADE・©SAINT M××××××)/村上隆

みなさまのご来廊を心よりお待ちしております。

 


Mr.

1969年キューパ生まれ。
1996年、創形美術学校卒業。
村上隆の一番弟子として20年以上を共に歩んでいる。
日本の原風景とアニメ、ゲームキャラクター風の少女を描く。
2019年にはファッションブランド「ミラ・ミカティ」とのコラボを行う。
国内にとどまらず海外での個展開催、アートフェアへの出展など精力的に活動している。

個展
2021 「日常派」HOW ART MUSEUM(上海)
2019 「A Call To Action」ギメ東洋美術館(パリ)
「ミスターのぶらり哀愁街角散歩」Perrotin(パリ)

©Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro


タカノ綾

1976年埼玉県生まれ。
1997年、美大在学中にデビュー。
日本の漫画や国内外の小説、神話の世界観などから受けるインスピレーションを源に独特のイマジネーション世界を創造する。海外での個展、グループ展多数、正統派の現代アーティストとして高い評価を受けている。
著作に「Tokyo Space Diary COSMIC JUICE」作品集に「すべてが至福の海にとけますように」など。

個展
2022 「ありがとう世界、あなたが少しだけ、遊園地みたいに見える」Perrotin(上海)
2021 「起、境界域、ego」Perrotin(香港)
2020 「Let’s make the universe a better place」Perrotin(ソウル)

Aya Takano, TBC, 2021
©Aya Takano/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro


青島千穂

1974年東京都生まれ。
デヴュー時にはAdobeのIllustratorを駆使したクロモジェニック、プリントアウト作品が主流だったが、その後デジタルアニメーション、彫刻作品を経て直筆の作品へと移行してきた。
その画の内容は日本的な妖怪と墓場の亡霊、つまり、異界との対話がメインであり、極めてパーソナルな心象風景に集中している。
そのためか、10年以上、墓場の横に住み続けてきた。時として残酷な人間が切り刻まれるカタストロフシーンや、自然が荒れ狂う災害のイメージが、暴力的な色合いと相まって野蛮で恐ろしい心の吐露かと思われるが、逆に作家本人のそうしたこの世の恐怖へのプリミティヴな反応が、そのまま出て来ていると言えよう。

個展
2020 「Our Tears Shall Fly Off Into Outer Space」Perrotin(香港)
2016 「REBIRTH OF THE WORLD」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2015 「REBIRTH OF THE WORLD」シアトル美術館(シアトル)

鶏っ子・希望ちゃん, 2008
©Chiho Aoshima/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
©Fujiko-Pro


MADSAKI

1974年大阪府生まれ、1980年ニュージャージーへ渡米。
1996年パーソンズスクールオブアート、ファインアーツ卒業。
2004年に帰国。
挑発的、風刺的なフレーズ、歴史上の名画を題材にしたシリーズを製作している。
近年は私小説的でプライベートな絵画シリーズも展開。
日本とアメリカにまたがる複雑なアイデンティティから生まれるテーマを大胆なスプレーワークを通じて表現する。

個展
2021 「HELLO DARKNESS, MY OLD FRIEND (I‘VE COME TO TALK WITH YOU AGAIN)」Perrotin(NY)
2020 「1984」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2019 「If I Had a Dream」Perrotin(香港)

TBC, 2022
©MADSAKI/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro


TENGAone

1977年生まれ。
東京を拠点に活動するストリートアーティスト。アーティスト名は「画が天職(天画)」から。
米軍基地のそばで育ち、生のグラフィティカルチャーに触れた経験は彼に大きな影響を与え、14歳でスプレーペイントを使ったグラフィティを自ら制作し始める。
アパレルのグラフィックデザイナー、またWEBデザイン会社での勤務を経て、2007年にアーティストとして正式に活動を開始。
街中のグラフィティ、商業および公共施設の巨大ミューラル、スカルプチャー、グラフィックデザインなど、制作のジャンルは多岐にわたり、ギャラリーやアートフェアでもその作品を目にすることができる。

個展
2022 「More than Meets The Eye」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2018 「-BLIND SPOT-」Kaikai Kiki Gallery(東京)

TBC, 2018
©TENGAone/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro


ob

1992年生まれ。
大学生当時、学校の所在地、京都を中心に活動し、イラストコニュニケーションサービスpixivで同世代の作家とコンタクトし、数回のキュレーション展を制作、開催し、脚光を浴びる。
ゲームやSNSを身近に育った新世代アーティストといえる。大きな瞳の少女をモチーフに繊細で幻想的な世界を表現する。
2013年にはshu uemuraとコラボ、2020年には蜷川実花監督が手掛けるNetflixオリジナルドラマ「FOLLOWERS」へ劇中作品を提供した。
近年は海外のアートフェアにも多数出展している。

個展
2021 「Your, My, Story」Perrotin(NY)
2020 「螺旋と春」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2017 「あわいにゆれる光たち」Kaikai Kiki Gallery(東京)

Somewhere Close to Death, 2016
©ob/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro


くらやえみ

1995年神奈川県生まれ。
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。
彼女にとって少女を描くという行為は、日々感じた事や目にしたものを日記に書き留めるような行為で、ひとりの少女の中に彼女が見てきた様々な人物やイメージが集合体となって現れる。彼女が描くその少女達は、鑑賞者と絵画を繋ぐ役目を果たすだろう。

個展
2022 「Long Vacation」Perrotin(上海)
2021 「Window and Scales」Perrotin(ソウル)
2019 「凪をさがして」Kaikai Kiki Gallery(東京)

Date Spot, 2018
©Emi Kuraya/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro


大谷工作室

1980年滋賀県生まれ。
2005年より屋号として「大谷工作室」を掲げ、滋賀県信楽を拠点に陶、木、鉄など様々な素材による器、オブジェを制作している。荒目の土の表情を生かしながら焼き締められた作品は外見のかわいらしさとともに彫刻として独特の存在感を放つ。

個展
2021 「Like a Talisman」Perrotin(上海)
2020 「Be if you can, even if you don’t have to be, let it be」Perrotin(NY)
2019 「Contes d’Awaji」Perrotin(パリ)

寝る子タワー, 2022
©Otani Workshop/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro


村田森

1970年、京都生まれ。
1993年に京都精華大学陶芸科を、翌年には同研究科を卒業。荒木義隆に師事した後に独立。
2003年に京都市北区に築窯し、年間10回以上日本各地で個展を開いてきた人気作家でありながら、2016年より新作の発表を止め、自身のものづくりを深く掘り下げてきた。
そして3年間の準備期間を経て、2020年に料理とうつわの究極の調和を求めて、陶芸術や書、絵などを展示、販売するプラットフォーム「となりの村田」を、村田扶佐子夫人と、村上隆とともに立ち上げた。カイカイキキがその運営をサポートする。

個展
2020 「ムアンから雲ヶ畑へ」となりの村田(京都)
2013 「高麗への想い。務安からのはじまり」Kaikai Kiki Gallery(東京)
1999 「村田森陶展」ギャラリーにしかわ(京都)

©Shin Murata/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro


Kasing Lung

1972年香港生まれ。
幼い頃にオランダへ移り住み、現在はベルギー在住。
子供向け本のイラストレーター。
2011年からHow2Workとコラボを開始し、絵本「My Little Planet」を台湾で出版。
2014年には作家ブリジット・ミンネとコラボし、絵本「Lizzy Will Danssen」をベルギーにて出版。その後世界各国で翻訳され刊行された。
フィギュアの制作も盛んで、「Labubu」は絶大な人気を博し、「The Monsters」のシリーズからはこれまでに300を超えるバリエーションがリリースされた。2016年以降、ペインティングとドローイングアートに集中している。

個展
2022 「-+」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2020 「THIS IS WHAT IT FEELS LIKE」Hidari Zingaro(東京)

BREAK, 2022
©Kasing Lung ©Fujiko-Pro


細川雄太

1982年10月27日生まれ。大阪府出身。
2013年、アップサイクルブランド「READYMADE」をスタートし、バッグを発表。
そのバッグが米ロサンゼルスのセレクトショップ、マックスフィールドで発売されたことをきっかけに、アメリカで知名度を上げ、その後日本で人気を博した。
2020年秋、ロサンゼルスを拠点にマルチビジュアルアーティストとして活動するCali Thornhill DeWittと共に「©SAINT Mxxxxxx」 を立ち上げ、デビューと共に完売続出するブランドとなった。
2021年春には「READYMADE」より、ペットボトルのキャップをリサイクルして制作した椅子を発売するなど、アパレルに留まることなく制作の幅を広げている。

個展
2021 「-YES-」個展 Kaikai Kiki Gallery(東京)

TBC, 2021
©Yuta Hosokawa ©Fujiko-Pro


T9G

トイフィギュアの造形師で培った技術を活かし、造形作家として数々の作品を発表している東京在住のアーティスト。ドールアイを主に使用し、独特な世界観を具現化した立体造形作品を制作。
台湾、香港、シンガポール、アメリカ、タイ、韓国、上海など国内外にて個展やグループ展、アートトイフェアの参加など精力的に活動。オリジナルキャラクターのアートトイも多数発表し国内外で高い評価をされている。

展覧会
2021 「UNSETTLE」The Little Hut Gallery(台湾)
2018 「ARTIFACT」DOTDOTDOT GALLERY(香港)

RANGEAS, 2021
©T9G ©Fujiko-Pro


ナカザワショーコ

1972年生まれ 東京在住。
幼少期より昆虫、生物、怪獣に多大な影響を受けながら育ち、グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て近年は絵画の他、2014年からソフビ怪獣制作(デザイン、原型制作)を開始。
可愛い怪獣をテーマに日本だけでなくアジアを中心に欧米でも個展やイベントで活動中。
BEAMSや MILKBOY 等アパレルブランドとのコラボレーションや限定商品の企画なども人気を博している。
代表作に「山椒魚怪獣バイロン」「シードラス」、造型作家T9G氏とのコラボレーション怪獣「ランジロン」等がある。

展覧会
2022 「TBC」Hidari Zingaro(東京)
2019「CAMBRIAN」Dot Dot Dot Gallery (香港)
2019「BEASTS IN THE LOWEREAST」MYPLASTICHEART (NY)

焼跡, 2022
©Shoko Nakazawa ©Fujiko-Pro


村上隆

1962年、東京生まれ。

日本の伝統絵画と現代美術の源流をアニメ・マンガの視覚論を通して再構想する「スーパーフラット」論を提唱。 Miss Ko²とDOB君など、おたく文化を反映したキャラクターを多く生み出し、 キッチュ性の高い彫刻作品と西洋の透視図を対極とする超二次元的な絵画を発表している。

村上のサブカルチャーを基盤とする文化論は、高級/低俗のヒエラルキーを解体するだけでなく、 戦後日本人の心理を批評的に描き出し、グローバル化が進むアート・シーンに日本固有の言説を確立した。 また、ルイ・ヴィトンや、カニエウエスト、ドレイクらとのコラボレーションや、ストリートファッションと現代陶芸に着目した活動を通して、 現代美術の垣根を超えた観客層を世界中で獲得し続けている。
自身が企画した「スーパーフラット三部作」の最終章「リトルボーイ」展(ニューヨーク、2005年)は、 全米批評家連盟によるベストキュレーション賞に輝く。 初の回顧展『©MURAKAMI』(2007-2009年)はロサンゼルス現代美術館を含む欧米4都市を巡回。 ヴェルサイユ宮殿(2010年)、アルリワク展示場(ドーハ、2012年)、森美術館(2015年) ガラージ現代美術館(モスクワ、2017年)、大館(香港、2019年)など、世界中で個展を開催している。

近年はNFTに参入し、「Murakami.Flowers」や、RTFKTとのコラボレーション作品「CLONE X」を発表。The Webby Awardsでは特別功労賞を受賞した。先ごろ、デジタルと現実の2つの世界をテーマにした展覧会「An Arrow through History」をNYのガゴシアンギャラリーで開催した。

©2022 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro


▼ご来廊の際のお願い

来廊時には必ずマスクを着用いただき、入場時には手指のアルコール消毒にご協力ください。
マスクを着用されていない場合は、ご入場はお断りさせていただきます。予めご了承ください。
また、体調がすぐれない方はご来廊をお控えください。

ギャラリー側でも、定期的な換気の実施や、お客様がお手を触れる場所のこまめな消毒、スタッフのマスク着用等の感染防止対策を行います。

*展覧会開廊日と時間について
今後の状況により、営業時間の変更などや、やむを得ず休廊となる場合がございます。

最新情報は随時ウェブサイトInstagram等でお知らせいたしますので、ご来場前に、ご確認くださいませ。

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