Event Horizon

Jean-Marie Appriou

2021年10月22日(金)- 2021年11月11日(木)
開廊時間:11:00〜19:00
閉廊日:日曜・月曜・祝日
※11/4(木)〜11/7(日)はArt Week Tokyoに参加いたします。各日10:00よりオープンし、7日(日)もオープンいたします。

※入場人数が一定数を超えた場合、入場を制限する
場合がございますのでご了承ください。

©︎Jean-Marie Appriou, Courtesy of the artist

 

この度、カイカイキキギャラリーではフランス人アーティスト Jean-Marie Appriouの日本初個展を開催いたします。

Jean-Marie Appriouは、伝統的な手法を尊重しつつ流用しながら、その可能性をさらに広げようと、彫刻を中心に考察を深めています。時には自身で、時には腕の立つ職人たちの力を借りて、Appriouはアルミニウムやガラス、ブロンズや粘土といった素材を、型にはまらないプロセスで探求しています。
錬金術かのような作家の実験的な手法により生み出される人間・動物・植物といった様々な造形は、互いに呼応しながら、多様なストーリーを立ち上がらせます。
Jean-Marie Appriouが生み出す、幻想的かつ驚異的で、時には不穏な雰囲気をも醸し出す世界観は、エジプト神話からラファエル前派のペインティング、SF文学や映画、コミックまで、様々な分野からインスピレーションを得ています。

本展では宇宙飛行士と海の生物をテーマとした2つの新作シリーズを発表いたします。カイカイキキギャラリーの空間に表現される、Jean-Marie Appriouのミステリアスな世界観をお楽しみください。みなさまのご来廊をお待ちしております。


Callisto, 2020, ©️Jean-Marie Appriou Courtesy of the artist, Photo:Benjamin Baltis


キム・スンドゥクによるテキスト

エビは生きているときには、ガラスのように透明だ。
エビは火を通すと、淡いバラの花びらのようなピンク色に変化する。
刺身のエビはガラスのような透明感を保つ。

Jean-Marie Appriouは、フランスの若手彫刻家である。彼は、海が激しい風と嵐にさらされ、大地が忘却の彼方に溶けていくような、フランスの極西の地で生まれた。 彼は現代美術の彫刻界における次のスターとなるだろう。というか、本当にまだ次のスターになっていないのだろうか?

Appriouは無限の大空からこぼれ落ち、行進する姿のままで時が止まったかのように鋳造される動物、そして人間の造形に関心を持つ。若い宇宙飛行士はエジプト芸術の神官のように見立てられ、色のついた吹きガラスのヘルメットを身につける。彫刻の表面は積み重なった巻貝、ヒトデや様々な小さな貝がらといったディテールで覆われる。アルミニウムで鋳造されたこれらのユニーク作品は、Appriouの作品群のなかで悠々と存在感を示している。

1986年に生まれたこの作家にとって、自身の手を使って彫刻を形作ること(そして彼は自身の手で粘土を使って形を生み出す方法を間違いなく熟知している)は賭けである。
アルミニウム鋳造、吹きガラス、ブロンズに緑青加工、銅のエッチング、その他、彼の技術や手法の探求への渇望は尽きることなく、彼が壁から屋外まで様々な場所で展開するテーマやストーリの源泉になっている。
制作において協業する職人、思想家、イベントの主催者、管理者、計画者、戦略家、流通業者、誘惑者、そしてアーティスト。それは組織ではなく、完全に信頼の置ける協力者の集まりである。

傲慢さは単なる身振りや虚勢、無作法さではない。それは世界、芸術の歴史、はたまた文化と科学全般、文明の偉大な物語に対するステートメントである。
Appriouの彫刻作品の多くには、神話や伝説が編み込まれている。様々な動物(馬、蝶、ヘビ、タツノオトシゴ、サメ、タコ、エビ、イカ…)や植物(トウモロコシやクロイチゴ…)が人間(ヨナ、オフィーリア…宇宙飛行士、養蜂家)の永遠の伴侶となるという時を超えた物語、鑑賞者が自らの欲望と知性で完成させる物語が織り込まれているのである。

村上隆とKaikaiKiki Galleryの招待により、Appriouは2つの新作シリーズを発表する。様々なポーズをとる若い宇宙飛行士の作品群と、ささやかな海の生物:エビとコウイカがモチーフとなった作品群だ。
宇宙飛行士は深海から泳ぎ出し、大空、そして私たちの明るい未来を目指す。座り込み、歩行し、様々な姿をとる。果たして彼らは自分達がどこへ辿り着くのか知っているのであろうか?


Titan, 2020, ©️Jean-Marie Appriou Courtesy of the artist, Photo:Benjamin Baltis


▼ご来廊の際のお願い

来廊時には必ずマスクを着用いただき、入場時には手指のアルコール消毒にご協力ください。
マスクを着用されていない場合は、ご入場はお断りさせていただきます。予めご了承ください。
また、体調がすぐれない方はご来廊をお控えください。

ギャラリー側でも、定期的な換気の実施や、お客様がお手を触れる場所のこまめな消毒、スタッフのマスク着用等の感染防止対策を行います。

*展覧会開廊日と時間について
今後の状況により、営業時間の変更などや、やむを得ず休廊となる場合がございます。

最新情報は随時ウェブサイトInstagram等でお知らせいたしますので、ご来場前に、ご確認くださいませ。