タカノ綾と東信さんのスペシャルコラボ
タカノ綾の今回の個展、オープニングも沢山来てくださって、
うれしいスタートになったわけですが、
今回のスペシャルとして、
フラワーアーチストの東信さんとのコラボレーションが実現したのですね。
その作品がこちら。
名づけて『終焉の森、そして始まり』。
植物を殺さないよう、すべて生かされている植物は600近い鉢に100種類もの花と草木が。
日本中から集められた、これらの中には、東さん自らが生産者のもとに足を運んで、
買い付けてきたものもあるとか。
その名前をあげていくと、
フジ、チュピタンサス、ストレリチア、オーガスタ、アロエ、ゴムノキ、
ユーフォルビア、シャコバサボテン、キンカン、リュウゼツラン、エクメア、
ネオレゲリア、フリーセア、タマシダ、ペペロミア、ネムノキ(エバーフレッシュ)
スギ、ヘゴゼンマイ(ヘゴの木)、ヤシ、カポック(シェフレラ)、
オリヅルラン、ポニーテール、アガペ、モンステラ、サボテン、セルリア、
ミツマタ、リプサリス、アラレア、ウスネオイデス、シダ、ミリオン、セローム、
カラテア、サンスベリア(スタッキー)、アカシア ブルーブッシュ、
メラレウカ アルミラリス、アデナンサス、ローズマリー、ポリシャス、
柱サボテン(大王キリン)、クワズイモ、フィロデンドロン、アロカシア、
サボテン(10種類)、ファレノプシス、シンビジューム、オンシジューム、
オドントグロッサム、カランコエ、ベゴニア、パフィオペディラム、ビバーナム、
リューカデンドロ、カンガルーポー、グズマニア、エピデンドラム、ムスカリ、
ヒヤシンス、アマリリス、カラー、デンドロビウム、アンスリウム、
ラケナリア、ジュエルオーキッド、エニシダ、クンシラン、エリカ、
デルフィニウム、ミモザ、カトレア、ユリ、シャクナゲ、ブルーデイジー、
ボタン、アセビ、バンダ、デンファレ、ハーデンベルギア、カリアンドウ
ボロニア、エスキナンサス、マーガレット、コロニラ、セアノサス、
金のなる木、オステオスペルマ、ルピナス、ヘリクリサム、グレビレア
……ふう、とても一息では言えませんね。
聞いたことのある名前もちらほらあるけど、知らないものもたくさん。
美しい、とか気持ちいい、と単純には言えない、
一見雑多にみえる多様な植物が絡み合って、ルソーのジャングルのような濃密さを醸し出しています。
そこに、タカノの人形やネオンの作品、デコトラや懐かしいオモチャなどのガジェット、
そして、タカノが被災地の荒浜で見て感動したという、復興のシンボルの「黄色いハンカチ」が、
お祭りのように飾り付けられて、どこにもないカオスな楽園を出現させているのです。
展覧会期間中、東さんのチームによって毎日丁寧にメンテナンスされる植物たち。
前に立つと、とても複雑に、木や花の匂いがしてきます。
ペインティング作品とともに、ぜひ、この作品も体感しにきてほしいのです。
あと、下はオープニングレセプションだけに作られた植物のアーチと、
打ち上げで東さんからタカノにサプライズで贈られた花。
花、花、花に囲まれた幸せな一日でしたね。
タカノ個展「すべてが至福の海にとけますように」は4月2日まで。
Photo:Kenta Aminaka