芳賀龍一 陶展

芳賀龍一

2025年7月4日(金)- 2025年7月12日(土)
開廊時間:11:00〜19:00
閉廊日:日曜日・月曜日・祝日

オープニングレセプション:
7月4日(金) 18:00〜20:00

©︎Ryuichi Haga

カイカイキキギャラリーでは、2025年7月4日より、陶芸家・芳賀龍一さんによる新作個展「芳賀龍一 陶展」を開催いたします。
芳賀龍一さんは、武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コースを修了後、知人の紹介をきっかけに、栃木県益子の田園風景に囲まれた自然豊かな土地に工房を構え、そこで12年にわたり制作を続けています。私たちの芳賀作品との出会いは陶芸画廊「うつわノート」にて2021年の個展以来です。益子の工房に数回お邪魔して、今回の個展の相談をさせてもらいました。 今回は芳賀さんにとって、カイカイキキでの初めての個展となります。
これまで主に食器や酒器、オブジェ、中壺を制作してきましたが、展覧会が決まった頃から大きな作品を焼くために窯を新たに設計。何度も試行錯誤を重ね、高さ1m弱・重量160kgを超える巨大な壺が完成しました。 これまでの作品では見られなかった物理的な「大きさ」への挑戦は、芳賀さんにとって初の試みで、とにかく大変だったけれど楽しかったと語ります。焼成前はさらに大きく重かった壺は一人では容易に動かすことができず、制作のさまざまな工程で工夫が求められました。 また、冬にはマイナス8度にもなる益子の環境や、使用する素材との相性にも細心の注意を払ったといいます。結果的に、各所様々な土を扱う芳賀さんの工房でも、大きな壺の制作に完全に耐えうる土は1種類しかなかったとのことです。
本展では、これまでにない大壺に加え、中壺や茶碗、酒器など、合計300点を超える作品が並ぶ予定です。 作品に込められた挑戦の軌跡を、ぜひ会場でご体感ください。
ちなみにですが、陶芸家、和田直樹氏と共に「土友」=土を陶芸の主体、主題と考える数年間行われた運動体の主要メンバーの 1人であり、カイカイキキギャラリーでもこれまでに「土友の墓場展」(2023年8月)に参加していました。




作家からのメッセージ

いつも手元にある材料を使って、工夫して作陶しています。
今回は今までに作った事のない大きなものに挑戦しました。
どうぞよろしくお願いいたします。

芳賀 龍一


芳賀龍一(はがりゅういち)

1984年 生まれ
2010年 武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース卒業
2013年 栃木県芳賀郡益子町に移住、築窯

大きな作品を焼くために新たに設計した窯と芳賀さん


開催概要

展覧会名:「芳賀龍一 陶展」
日程:2025年7月4日(金) – 2025年7月12日(土)
開廊時間:11:00〜19:00
閉廊:日曜日・月曜日・祝日
場所:カイカイキキギャラリー
〒106-0046
東京都港区元麻布2丁目3-30
元麻布クレストビル 地下1階


©︎Ryuichi Haga