小嶋亜創陶展

小嶋亜創

2014年12月13日(土) – 2014年12月26日(金)
レセプション:2014年12月13日(土)18:00〜20:00

トークイベント

日時:2014年12月21日(日)13:00〜
会場:Kaikai Kiki Gallery
入場料:無料

店主・村上隆からのメッセージ

小嶋亜創さんは、2014年に発生してきた、、、「現代生活陶芸」界隈のもやもやをぶーっ!っと吹き飛ばす勢いを持った作家さんです。

今、観てて、いいことしか思いつかない。
速い、安い、上手い。
今、もっとも光り輝く最高の瞬間を迎えている陶芸作家です。
ああ!眩しい!!!!

若いし、志は高いし。
作品は、新品を観て良し、使って良し、そして使い込んでゆくほどに、経年変化良し。
、、、で言うこと無い。
作品が誠にもって健康そのものである!のです。

11月に入って、毎週送られてくる、展覧会用の作品たち。
最高すぎて、涙がちょちょぎれます。
今、目の前に、、、、
もう若くって絶世の美女に水着姿で、ニコッとされたら、おじさん、メロメロだよ~的な。もとい、、、若いイケメン君の汗がしたたる胸筋や腹筋とかで、白い歯キラリ!!ですよ!おくさん!!って。メロメロにならざるを得ないでしょ!そういう作品たちなんですよ、あなた!!!

もう、キラキラしすぎてて眩しい!!!

そんなキラキラな肉体美的な美が見えすぎてて、老けてきたらどうするの?的な余計なお世話で案ずるに、、、。。。
小嶋さん、、、今の価格は正直「安すぎる」んだけれども、その価格そのものが哲学だろうし、立派だし尊敬する部分ではあるんです。
あるんですけれども、このままで生活し続けられるのかなぁ?子供たちが育ったら教育費とか?
病気になったらどうするんだろう?質素にやり続けてそういうのまかなえるんだろうか?とか、そういう部分への心配はあるんですよね。

柳宗悦の唱えている「民芸」のコンセプト、、、無名性、路傍の石性、批評優位性、が徹底するときの作家の透明化。。。
それは、現代生活陶芸の作家たちがたった今、直面している問題をもっと前倒しに、小嶋さんは30代後半の今、求心的に行っているわけで。。。
つまり、作品の価格を高くすると作家の生活が透けて見えちゃうし、それはコンセプトとして弱くなってゆくし、、、。。。
その部分を「えいや!」とコンセプトを優位に掲げ活動(価格設定)している部分が、正直スケール感あり過ぎ!

しかし、、、まぁ、こういう愚民の心配は稀有に終わるのかなぁ~。
小嶋さんはピカソの様に、腕がぶんぶん振り回せる、ものすごい芸術家だから。

そして、たった今、現在の作品たちはもう最高としか言い様がないし、無駄な不安を煽る必要は無い、、、といえば無いのです。
とにかく、今は美しすぎるわけです!

窯も20個以上創っては壊してきたというので、彼自身の芸術家としての在り方も、人生で20回以上、壊しては立ち直して、あれこれ実験実証してゆくんでしょうね。

ああ、妄想が暴走してしまう。。。
、、、スミマセン。
自分は現代美術作家なもんで、コンセプトの貫徹が一生涯、可能か否か、気になっちゃうんです。
ああ、萌える!コンテクスト萌え。

小嶋さんは松本さん主催の「うつわノート」で紹介してもらいました。
知りあえて3年目にしてやっとの大個展です。
芸術の神のご加護をみんなで一緒に授かりませう!!!

EVENT

トークイベント

日時:2014年12月21日(日)13:00〜
会場:Kaikai Kiki Gallery
入場料:無料

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