save the date
何翔宇
2016年10月28日 – 2016年11月24日
開廊時間 :11:00 – 19:00
閉廊日:日曜・月曜・祝日
レセプション:2016年10月27日(木)18:00〜20:00
同時開催
何翔宇「save the date」
日程:2016年10月28日(金)〜2016年12月3日(土)
開廊時間:12:00-18:00
閉廊日:日曜・月曜・祝日
会場:SCAI THE BATHHOUSE
(東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡)
カイカイキキギャラリーは、10月28(金)~11月24日(木)に、 何翔宇「save the date」を開催いたします。
これまで、何は、127トンのコーラを煮詰めその残留物を展示する「Cola Project」など、 話題性の高い大規模プロジェクトで、国際的にも高い評価を獲得してきました。
しかし、近年では、身体的な感覚を通じてより個人的なテーマを探求する作品を発表しております。2012年のアメリカ滞在時に、言語の壁を感じた経験から着想を得た「Palate Project」では、舌で感じる口蓋の感覚を、ヴィジュアルな形態へと「翻訳」するという取り組みを展開しています。
本展で発表されるペインティングと映像作品も、この系譜に属するものと言ってよいかもしれません。作家からは、次のようなコンセプト文が届いています。
展覧会コンセプト
黄色は、それが誘起する身体的な反応、社会的な暗喩、そして人間の目に黄色の光を感じる細胞がなく、赤と緑の光を感じる細胞が刺激を受けることで脳がそれを黄色と判断する、という側面に魅せられたヘ・シャンユの制作において、フォーカスのひとつになっています。
「Palate Project」や「Lemon Flavored」といったシリーズでヘは、人の認識を呼び起こして誘導し、そのことを通じて黄色を使った様々な試みを仕掛け、この色が持つ驚くべき特質を掘り下げました。そこにおいて黄色は、視覚と触覚、そして味覚との間に、考え得る繋がりを築いてみせたのです。最新のペインティングにも黄色が持つ可能性の模索は引き継がれていますが、今回へが呼び起こそうとしているのは視覚以外の五感ではなく、視覚芸術の「起源感覚」、つまりビジョンそのものです。
様々なトーンの黄色が放つ微妙なニュアンスは我々の視覚と精神を刺激し、それと同時に、挑発的なその黄色が境界や欲求との間に有している関連性をも見出そうとします。更にペインティングと連携するビデオインスタレーションも、「欲求」および「他者」という概念を刺激し、そこに疑問を投げかけていきます。
何翔宇さんの展覧会をやることになった経緯
北京に住み暮らすコレクターの张畅(チャン・チャン)さんに紹介されて、あれこれ観ているウチに、こりゃ面白いね、ということになって、カイカイキキで展覧会やりたいって思ったら、もう、SCAI THE BATHHOUSE でやってて、あららとなったら、SCAIの白石正美さんが「一緒にやって盛り上げてゆこうよ!」って言ってくれて、やれることになりました。
僕は何翔宇さんのノンスケールな部分がとても好きです。まだ、スタイルも固まっていない。でも、この世を信じていない感じ。しかも中国にこだわっていないんだけれども、中国の匂いが残ってる感じ。そんなところが気に入りました。
今回の新作の一つは、iPhoneの動画録画機能で撮ってきた、ストーキングするような映像で、不安とおちゃめさが合体してて大変に素晴らしい作品です。また、ブリーフの中のペニスが勃起する作品も、僕の初期の作品の方向性にも似てて共感が持てます。
何翔宇さんのノンスケールな未来像を是非見てくださいね。
村上隆
同時開催
何翔宇「save the date」
日程:2016年10月28日(金)〜2016年12月3日(土)
開廊時間:12:00-18:00
閉廊日:日曜・月曜・祝日
会場:SCAI THE BATHHOUSE
(東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡)