ジャン・ピゴッツィ

Jean Pigozzi

プロフィール

ジャン・”ジョニー”・ピゴッツィ (1952年・パリ生まれ) はハーバード大学出身 (1974年卒業) のイタリア人事業家、アートコレクター、慈善家、そして写真家である。 ジュネーブ、ニューヨーク、ロンドン、パリ、アンティーブ、パナマに拠点を置き、さらに世界中を旅している。 7歳にして写真を撮り始めて以来、ピゴッツィは友人、犬、氷山、彼自身、そして数多くのセレブリティといった彼を取り巻くすべてを写真に撮り続けている。

ピゴッツィの初の写真個展は、1974年パリ市立近代美術館にて開催された。 それ以来彼の写真は世界中で展示されており、主な展示は以下のとおりである。

「Pigozzi and the Paparazzi」ヘルムート・ニュートン財団写真美術館(ベルリン、2008年)、国際フォト・フェスティバル(アルル、2010年)、「Johnny Stop」ガゴシアン・ギャラリー(ニューヨーク)、ハウス・オブ・フォトグラフィ(モスクワ)、SEM-Artギャラリー(モナコ、2010-2012)、「Johnny’s Diary – Photographies de Jean Pigozzi」ガルリ・デュ・ジュール・アニエスベー(パリ、2013)、「An Ear for Music, An Eye for Art: The Ahmet Ertegun Collection」ベイカー・ミュージアム(フロリダ、2013)、「My World, Jean Pigozzi」ユーレンス現代美術センター(北京、2014、中国では初の個展)、「 Johnny’s Pool」ガゴシアン・ギャラリー(ニューヨーク、2016)、グマージンスカ・ギャラリー(サンモリッツ、2017)、ヘルムート・ニュートン財団写真美術館(ベルリン、2017)。

またピゴッツィは、以下の写真集の著者でもある。
『Journal of the Seventies』 (1979)、『Living Feet』 (1986)、『A Short Visit to Planet Earth』 (1991)、『Catalogue Déraisonné』 (2010)、『Pool Party』(2016)、『Me+Co』(2017)。 更にピゴッツィ初のテレビ番組、『My Friends Call Me Johnny』が、2014年に米エスクワイア・ネットワークにて放映され、現在iTunesにて販売中である。

ピゴッツィは熱心な現代アート・コレクターでもあり、1989年には世界最大級のアフリカ現代アートのコレクション「Contemporary African Art Collection」を設立した。 コレクションはジュネーブに収蔵されており、ヒューストン美術館(2005)、国立アフリカ美術館(ワシントンD.C.、2005-2006)、ビルバオ・グッゲンハイム美術館(2006-2007)、「GARAGE」センター・フォー・コンテンポラリー・カルチャー(モスクワ、2011)、CNAC―ル・マガザン(グルノーブル、2011)やルイ・ヴィトン財団美術館(パリ、2016)といった、世界中の主要な博物館・美術館で展示されてきた。 更に2006年には、若手日本人アーティストによる日本の現代アートを集めた「Japigozziコレクション」も樹立している。