TENGAone「盲点 -blind spot-」

盲点 -blind spot-

TENGAone

2018年9月14日 – 2018年9月30日
開廊時間 :11:00 – 19:00
閉廊日:日曜・月曜・祝日
※最終日の9/30(日)のみ日曜営業
レセプション:2018年9月14日(金)18:00〜20:00

カイカイキキギャラリーでは、2018年9月14日(金)~9月30日(日)にかけて、TENGAone個展「盲点 -blind spot-」を開催致します。

TENGAone(1977年生まれ)の作家としての軌跡は、東京で長年培ったストリート・アーティストとしてのキャリアを起点としており、彼は既に現在のグラフィティ・ムーブメントにおける主要メンバーとしての地位を確立しています。 初期にはアイコニックで高度に様式化されたモンスター風のキャラクターを通して知られていたTENGAoneは、類い稀なる描画スキルと実験的表現への意欲に支えられ、現在までに巨大ミューラル、街中のグラフィティ・コラボレーション、スカルプチャー、ドローイング、ペインティング、更にアパレルのグラフィックデザインまで、様々な形式の作品を手掛けてきました。 また数多くのグループ展や個展で作品を展示するほか、ディズニーの「BLOC28」、L.A.で開催されたグラフィティの祭典「Beyond the Streets」、アートフェア東京、フリーズアートフェア・ニューヨークといった国際的な発表の場にも積極的に参加し、2017年に制作を開始して既に高い評価を受けている「Fabrication」シリーズは、重要な新進アーティストとしてのTENGAoneの地位を更に確固なものにしています。

「盲点 -blind spot-」では、グラフィティをモチーフにしたキャンバス作品、またTENGAoneの代名詞である「偽」ダンボールとコンクリートのシリーズを含む最新作を展示いたします。 タギング、ステッカー、ゴーイング・オーバーといったグラフィティ特有のテクニックやレファレンスを、アートギャラリーという場で用いることにより、作家はストリートアートとファインアートという単純なカテゴライゼーションを回避します。 そのアプローチは、ストリート・アーティストとしての自らのアイデンティティの表明であると同時に、ギャラリーの内側と外側におけるアートに対する評価の違いについてのコメンタリーとしても機能しています。

また作家は作品を通して、表層的な部分にしか目を向けようとしない社会に対するいらだちも追求しています。 MDF木板を用いて細部まで作り込まれたダンボールの断片や破れたピザの箱といった使い捨て資源に、世界中で愛されるキャラクターや、子どもの落書きのようなものが一面に描きこまれた作品は我々に、どこにでもあって簡単に手に入るモノやイメージを無頓着に消費する行為について再考するよう迫ります。

ストリートでのアート表現を続ける中でますます高まっていくフラストレーションを原動力に、TENGAoneは今回、ギャラリーという舞台を活用して実質ではなく見た目にばかり価値を見出す社会に対する批判を表明しています。 カイカイキキギャラリーでの初の個展を通じて、TENGAoneの作品を、是非新たな視点からお楽しみください。

作家から本展に寄せて

今回のメインの作品はダンボールです。

そのダンボールにキャラクターを描きました。

けど、何かが違うと思うはず。近くに寄って見るだろう。

そもそも僕はグラフィティーアーティストです。 グラフィティーとはポップでスタイリッシュなイメージですよね。 けれど、街にある色々な物と同化して、興味を持たなければ見えなくなってしまう。

見えているけど、見ていない。

そう感じたので、あえて世界で一番身近なダンボールを一から作りました。 その上に、みなさんが知っているキャラクターを描くことで、ダンボールの存在が曖昧になるのです。

街で見るグラフィティーと同じ状況になるのです。

客観的に見なければ、本質が見えなくなってしまう。

思い込みを少しでも払拭し、見慣れたものを新鮮に感じて欲しい。

TENGAone

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